寝屋川市の職員が「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2018」を受賞!滞納整理を精力的に進めて徴収力向上に貢献した職員にインタビュー!

寝屋川市経営企画部プロモーション課の係長・岡元譲史さん(34歳)が地方公務員を表彰する「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2018」を受賞しました。

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この賞は地方公務員がより力を発揮できる環境づくりを目指すもので、各地の地方公務員の推薦のもとに審査され、今回は58人の中から12人が選ばれました。

2011年度から2017年度まで滞納債権整理回収室に在籍した岡元さんは、精力的に滞納整理に取り組み、2007年度から2016年度にかけて差し押さえ件数増加(3.4倍)や市税滞納繰越額(過年度課税分)の減少(約35.8億円⇒約12.6億円)に貢献。寝屋川市の徴収力を向上させました。

その経験やノウハウをマニュアル作成、他自治体での研修講師、自主研究会の立ち上げ等を通じて全国の徴収職員に情報発信している点が評価されたそうです。

ここまでの文章はほぼ寝屋川市の資料に基づいた記述なのですが、今回は更に踏み込んで受賞者の岡元さんに直接お話を伺いました!
滞納債権2
※寝屋川市提供

- 岡元さんがその仕事をされるようになったいきさつを教えてください。

私は2006年の入庁から2010年度まで子育て関係の部署にいまして、その時に滞納された保育料の徴収を業務の一環として担当しました。2011年度から滞納債権整理回収室に異動しまして、本格的に徴収業務・滞納整理の仕事を開始しました。

滞納整理の仕事をしているうちに「経験やノウハウを教えて欲しい」として講演を頼まれるようになりました。本格的に講演を行うようになったのは、2015年度からです。北海道や沖縄県の自治体、民間企業(不動産会社など)でも講演したことがあります。

2018年度から現在の部署に異動したので、今は滞納整理からは離れていますが、今でも講演依頼があれば、有休を取得して対応しています。


- その仕事をしていた時に大変だったことはありますか?

滞納整理の仕事を始めて2年ぐらいは、慣れていないこともあり本当に大変でした。電話で怒鳴られたり窓口で泣かれたりして、精神的に辛い時期が続きました。


- 滞納者にはどのような人が多いのでしょうか?

他に借金があるなど経済的に払えない場合がほとんどですが、中には行政に対する不満から払わない人もいました。また「学資保険を優先して保育料を滞納しる」といったように、自身の価値観で優先順位を決めてしまっている人もいました。


- そのような滞納者にどのようにして払ってもらうのでしょうか?「はよ税金払えやワレ!」みたいな感じで徴収の実績を積み上げていったわけではないんですよね?

はい、もちろんそのように高圧的な態度は取りません(笑)我々の目的は一日も早く滞納の状態から脱してもらって納期内納付者になってもらうことなので、厳しいことも言わないといけないのですが、基本的には丁寧に対応していました。どうせ払っていただくなら、できる限り気持ちよく払っていただきたいとは思っていました。

先ほどの保育料を滞納されていた方の場合、「将来教育費がかかるのが心配なのは分かりますが、今のお子様の成長を支える保育料も重要なものです。学資保険はまた後で貯めましょう。」と説得して払ってもらいました。

財産がありながらも「絶対税金を払いたくない。」という場合、やむを得ず不動産などの財産を法律に基づいて強制的に公売し、売却代金を徴収に充てるなど厳しい措置を取ります。

経済的に困窮して払えない場合ですが、何にお金を使ったかを聞き取ったり、財産調査をしたりして「どうすればその方が1日も早く滞納から脱することができるか。」を考えます。たとえ一回で完納することができなくても、月々の納付額が増えれば完納までのスピードを上げることができますし、市の滞納繰越額も早くなくなります。

カードローンの多重債務で過払い金があることを助言して200万円が戻ってきたこともあります。その時は滞納状態が解消するだけでなく、その人の生活資金も増やすことができたので、感謝されました。

- そこまでやるんですか!まるで銀行員みたいですね。

はい。法律的な知識だけでなく、お金の知識も必要だと思います。在任中にはファイナンシャルプランナー3級の資格も取りました。

こちらはあくまでも役割を果たしているだけなので、適切な指導を行うように心がけていました。「申し訳ありませんが○○した方が早く終わるので、○○した方が良いです。その方が延滞金も少なくて済みます。」というように、やむを得ず厳しい措置を取ることもありますが、常に最善の方法は何か?を考えていました。


- それでは奇策を思いついて滞納債権整理が進んだわけではないのですね?

そうですね。魔法のような奇策はなく、とても地道な作業の積み重ねだと思います。差し押さえや不動産の公売、捜索など、やるべきことに地道に取り組んだ結果、徴収額が増えました。また、一緒に汗をかいてくれた仲間がいたことも、このような賞をいただくことができた要因です。受賞のきっかけも同僚の他薦でした。
滞納債権1
※寝屋川市提供。公売できそうなものを調査している様子

- 講演の依頼が多いのは何故だと思いますか?

1つ目の理由は「徴収のノウハウを身につけたい」から、2つ目としては「精神的に辛く大変な仕事で、モチベーションの保ち方を教えて欲しい」からということではないかと思います。

基本的に公務員は「学生時代にボランティア活動をしていた」とか「人の役に立ちたいから公務員になった」というように、優しい人が多いというのが実感です。そのような人が、いざ市役所で働いて、「市民から財産を強制的に徴収してください」と命じられて、そのギャップに悩むというのは、全国共通の課題だと思います。

 
- 大変な仕事にも関わらず岡元さんが精力的に取り組めた理由は何でしょうか?

やはり税負担の公平性を守るためです。仕方なくかもしれませんが、多くの市民の方は市役所のことを信用して納期内に納付してくださっているので、「そのような方が報われる社会を作りたい」という思いで取り組んでいました。後輩達にもそのように指導していました。

普段は主に滞納している方と対応するので、期限内に納付してくださる方との接点は基本的にありませんが、そのような方々の「声無き声」を想像して日々の徴収活動に取り組んでいました。大半の方は徴収活動を支持してくださっていると信じています。

 
- 最後に一言お願いできますでしょうか?

「寝屋川市の徴収職員は、納期内に納付している方が報われる社会となるように頑張っている。」ということを知ってもらえたらと思います。また、納付が厳しい場合は、相談にお越し頂きたいです。

現在は「まちの魅力」を発信する担当であり、講演先で寝屋川市の名前を知ってもらうこともまちのPRにつながると思うので、寝屋川市を知ってもらうためにも、今後も講演依頼があれば、できる限り対応していきたいと思っています。

- 本日はお忙しい中ありがとうございました!


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この記事へのコメント

1. ひろき   2018年10月15日 21:39
こんな事より不祥事を無くせと言いたい。
2. 何言ってんの   2018年10月19日 08:25
市税を滞納する人をほっとくのは、まじめに納めている人から見たら「不祥事」ですがな。

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