広瀬慶輔・新市長が寝屋川市役所に初登庁!花束贈呈や訓示、囲み取材の様子などをご紹介

4月の統一地方選挙で当選した広瀬慶輔氏(48歳)が5月29日(火)付で寝屋川市長に就任しました。

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当日は市役所本庁舎の玄関前で初登庁式が行われ、たくさんの職員らに出迎えられました。

式典が始まったのは、午前8時40分ごろのことです。広瀬新市長が公用車で姿を現すと、自然に大きな拍手が巻き起こりました。
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はじめに職員や関係団体などからたくさんの花束が贈呈されました。
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一般の市民からも花が贈られます。(本人がTwitterで告知していたのもあってか、昨日の退庁式よりも観覧する一般市民の数が多かったです。)
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続いて市長が台に上って最初の挨拶を行い、
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以下のように呼び掛けました。

・4月に執行された市長選挙で多くのご支援をいただいた
・人口、年齢構成のアンバランスさが寝屋川市の最大の課題
・寝屋川市は1960~70年代に15年間で20万人も人口が増加する日本一の経験をした
・赤字日本一を経験した時代もあるが、それも急激な人口の増加が原因
・社会保険の維持や都市インフラ設備の維持なども課題になってくる
・これらの問題を根本的に解決するためには、年齢構成のアンバランスさの解消が必要である。そのためには新しい人に寝屋川市に住んでもらわなければいけない
・ハード面に加えて新しい施策なども打ち出さなければいけない。寝屋川市のイメージを変えていかなくてはいけない
・新しい時代の中核市・寝屋川市の第1幕が始まる
・皆さんとともに住みやすく、住んでいて便利と感じてもらえるような寝屋川市を作っていきたい。そのことを皆さんにお願い申し上げたい

挨拶は主に寝屋川市の人口が急増した歴史や現在の年齢構成、老朽化したインフラの維持などに着目したものが中心で、早速「広瀬カラー」が出ていたのではないかと思います。(その様子はこちらの動画でご覧いただけます。)

初登庁式が終わると、広瀬市長はそのまま市長執務室に入室。市長としての第一歩を踏み出しました。
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続いて9時15分ごろから議会棟で課長級以上の職員に訓示が出されました。
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内容は主に以下のような趣旨でした。

・4月に執行された市長選挙で多くのご支援をいただいた
・市政から離れて8年経つが、ご存知の方もはじめましての方もおられるのでは
・安定的に行政サービスを提供していくには、先ほどの挨拶でも述べたように寝屋川市特有の問題を解消していく必要がある。そのためには、これから新しい市民に来ていただくことが必要になってくる
・京阪沿線、JR沿線の2軸化構想を元にまちづくりを進めていく
・まち全体の機能の集約化、新たなまちの在り方が必要になってくると思う
・これからの時代は、皆さんの働き方も柔軟なものにしていく
・一斉にお昼に45分休憩を取るのも良いが、様々な働き方に合わせた職場にしていく
・そういう職場にしていくためにも、目配りをしていきたい

9時30分ごろには囲み取材にも応じ、挨拶や訓示の内容を更に詳しくしたような話を聞くことができました。
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主な質疑応答の要旨は、以下の通りです。(細かい表現などが本人の意思と違っていたら申し訳ありません。汗 「大まかな内容がこうだった」という感じで見ていただければ幸いです。)

– 当選してから1か月の間は何をされていましたか?

広瀬市長:6月議会はすぐに始まるので、主にその肉付けの作業を行っていました。寝屋川市は当選してから登庁するまで1か月ありますし、これらの作業を実際に登庁してから始めると間に合いません。人事、どういう人にどういった仕事を割り振るかも考えていました。

市政から8年間離れていたので、新しい情報にアップデートする作業もしていましたね。会議室に幹部を呼んで話し合い、こちらの意見を伝えたり向こう側の意見を聞いたりする、すり合わせの作業も実際に始めていました。

– 市長の席に座ってみた時に感じた違いはありますか?

広瀬市長:市議会議員の時との違いは、スピード感だと思います。市議会議員の場合は議決をする、チェックする、市長は立法側という役割の違いもありますが、やり取りのキャッチボールのスピード感が違ってくるのかなと思います。

-最初の挨拶や訓示で述べられていたことについて、詳しくお話をお聞きしたいです。

広瀬市長:今後はいかに安定して行政サービスを提供していくかが大事になってくると思います。急激に人口が増えた歴史もあり、寝屋川市は年齢バランスが府内の自治体とも異なります。よく「枚方市とかも同じでは?」と言われるのですが、枚方市は面積が広いですし、開発が長期間に及び、常に新しい市民が入ってくる状態だったと言えます。寝屋川市は15年ほどの間に人口が20万人ほど増加し、その後は横ばいなので、その分高齢化なども一気に進むなど課題は多いです。これから老朽化したインフラの維持で持ち出しも増えると思われます。

「新しい人に住んでもらおう」ということはどこの市でも考えていることだと思いますが、寝屋川市ではより重要になってくると思われます。

-2軸化構想を進めていくためには何が必要でしょうか?

広瀬市長:いかに価値を発信していくかが大事だと思います。成熟している京阪沿線と開発の余地が残るJR沿線ではカラーが異なります。

3月に駅名を改称した寝屋川公園駅エリアは駅前に広大な公園があって生駒山系が迫るなど、自然が豊かです。また第二京阪道路が開通して交通至便の地とも言えます。駅近くでは寝屋川市初の小中一貫校の設置が予定されるなど、教育環境も整いつつあります。それは競争力のある町の魅力だと言えるでしょう。

-朝の駅立ちは今後も続けるのですか?

広瀬市長:難しくなってくるかもしれませんが、できる限り定期的に続けていきたいと考えています。Twitterなども積極的に活用していますが、最近は以前から多かった「○○を○○してください」というような注文だけでなく「こうしたら良いのでは?」というような積極的な意見も増え、良い傾向を実感しています。高校生のような若い人とのやり取りもあり、嬉しいです。

-都市機能のターミナル化について詳しくお願いいたします。

広瀬市長:先ほど申した2軸化構想とも関連します。これから公共施設が耐用年数を迎えたタイミングで市民サービスの集約化を図る考えです。例えば市民生活に直結したサービスは駅前に集約し、そうでないものについてはそのまま残すということが考えられます。

市役所内で業務が分散すると不便になりますが、市民にとっては便利になるかもしれない。相応の情報ツールを用いて仕事を行えば、市役所内でカバーできるかもしれませんし、検討する余地があるのではないかと思います。

-最後になりますが、「令和初・中核市移行後初の市長」となるのはいかがでしょうか…?

広瀬市長:市民の人に「新しい寝屋川市」を発信していくには良いタイミングだと思います。

囲み取材の要旨(一部を掲載)は、以上になります。これから4年間広瀬慶輔・新市長の手腕に注目していきたいですね!

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