寝屋川市在住のレーシングドライバー・大島和也さんが6月のヤリスカップで2連覇してる。その時のレース展開などをインタビュー

全国のサーキットでレーシングドライバーとして活躍する寝屋川市出身・在住の大島和也さんが、6月に行われた2度のヤリスカップで2連覇を果たしました。

※大島さん提供(以下同じ)

ヤリスカップ(公式ホームページ)は、市販されている同じ車両(トヨタのコンパクトカー・ヤリス)をほぼ無改造で使い、全く同じ条件でタイムを競うワンメイクレースです。

今年のヤリスカップは5ラウンドが予定され、1ラウンド目が6月5日(土)に富士スピードウェイ(静岡県)で、2ラウンド目が6月19日(土)~20日(日)に鈴鹿サーキット(三重県)で開催されました。

個人で活動している大島和也さん(詳しいプロフィールは2019年10月の記事や本人の公式ホームページをご覧ください)は、両方のレースに出場していずれも優勝。今年から始まったヤリスカップ(昨年まではヴィッツレースの名称でした)の開幕戦、2戦目の王者として名を残しました。

今回の記事では大島さんに独占取材を行うことができたので、ご紹介いたします。

– 本日は宜しくお願いいたします。

・大島さん:宜しくお願いいたします。

– お久しぶりです。最近はいかがだったでしょうか

お久しぶりです。2020年の春頃は新型コロナウイルスの影響により大会の延期がありましたが、今は大会が行われて参加することができています。レースによって主催者が異なる(ヤリスカップ以外の大会にも出場しています)ので主催者の判断になるのですが、無観客の大会が多くなっています。サーキットでは検温・アルコール消毒などを行うことやソーシャルディスタンスを取ることなどが通達されている感じです。

– ヤリスカップの予選と決勝はどのように行われるのでしょうか。

・大島さん:ヤリスカップは予選と決勝に分かれています。予選は決められた時間内なら何周してもOKで、最も速かった周回タイムがその人の成績となります。決勝はスタートラインに並んでシグナルが消えると一斉にスタートし、マリオカートのように規定周回数を終えた時点で順位が決まります。予選はアタックのタイミングなども重要ですね。

– まずは6月5日(土)に行われた1ラウンド目(富士スピードウェイ)のレースについてお伺いします。

・大島さん:1ラウンド目の予選(15分間)は全部で91台が参戦し、A組46台、B組45台に分かれて出場しました。私が出場したB組では最初の5分ぐらいはトップのラップタイムを出せていたのですが、後半に順位がだんだんと落ちていき、B組の6位(総合11位、ベストタイム:2分18秒304)で予選を終えました。

決勝は予選の順位で57台が2列(右側の列:A組、左側の列:B組)に並んでスタートします。11位でレースが始まり、1周後には5台抜いて6位に。その後も徐々に順位を上げていき、6周目に2位に上がりました。最後の8周目の1コーナーの立ち上がりでトップになり、そのままフィニッシュすることができました。決勝のタイム(18分26秒459)は2位と約0.1秒差です。

〈決勝のタイム〉
・1位:18分26秒459
・2位:18分26秒566
・3位:18分27秒185
・4位:18分27秒543
・5位:18分27秒716

Yaris Cup 2021 リザルト&ポイントランキングより

-予選を終えた時の心境はいかがでしたか?

大島さん:元々優勝を目指していたのと前日までのテスト段階で5位以内には入れる自信があったので、ので予選を終えた時は「最悪」という心境でした。

-決勝で挽回できた要因は何でしょうか?

・大島さん:レースの前日が雨の天気だったのですが、翌日は晴れの予報が出ていました。タイヤの空気圧などのセットアップ変更のテストを徹底した事が決勝のペースアップに繋がったと思います。レース中は0.1秒を争う極限状態なので、車の状況や気温、路面の状態がレースの状況を大きく左右します。

決勝のレース中はバトルの仕方を迷う展開もありましたが「抜ける時に抜いておこう」と思ったのが良い結果につながったと思います。

-続いて6月19日(土)~20日(日)に行われた2ラウンド目(鈴鹿サーキット)のレースについてお伺いします。

大島さん:予選では自分が想定していたアタックのタイミングでペースの遅い車に引っかかってしまい、ポールポジションを逃してしまいました。開幕戦に次いでまた「最悪」という印象でした、本当に失敗が多いです。

しかし開幕戦とは違い2番手スタートという位置と失敗の原因がはっきりしていたので悩む事はなく、決勝に向けて不安はありませんでした。

決勝ではスタートから私ともう1台がハイペースで逃げるような形のレース展開となりました。後続を引き離した4周目にトップに対して揺さぶりをかけ、5周目に入るストレートでトップに立ちました。そこからはどんどんと後続を離していき、ぶっちぎりの優勝で2連勝を決めることができました。

〈決勝のタイム〉
・1位:22分15秒907
・2位:22分18秒208
・3位:22分19秒658
・4位:22分20秒293
・5位:22分26秒061

Yaris Cup 2021 リザルト&ポイントランキングより

また余談ですが、入賞者にはトロフィーが贈呈されるのですが、実はこのトロフィーを2度ともサーキットに忘れて帰ってくるという事をやらかしています。2度ある事は3度あるというので、次戦は遠方のオートポリス(大分県)ということもあり、何とかトロフィーは忘れずに持って帰りたいと思います。笑
その前に勝たないといけませんが、、、流れを途切れさせず全力を尽くします。応援のほどよろしくお願いします。

-今後の目標を教えてください。

大島さん:ヤリスカップの開幕戦と2戦目に勝てたので、年間のシリーズ制覇を目指して頑張りたいです。「Super耐久シリーズ」と「86/BRZ Race」にも出場する予定なので、そちらも良い結果を残したいです。

-本日はお忙しい中ありがとうございました。

・大島さん:ありがとうございました。

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