点野の河川敷にて摂南大生や「ねやがわ水辺クラブ」らが参加した「淀川整備活動」の様子。2023年度完成予定『点野親水公園(仮)』の準備も【ねやつーレポ】

淀川河川公園 点野野草地区で10月10日(日)に行われた整備活動を見に行ってきました。

この活動は「ねやがわ水辺クラブ」「河川レンジャー」「摂南大学エコシビル部」の3つの団体が主体となって定期的に行っている、点野地区の河川敷・淀川の点検整備です。

「ねや川水辺クラブ」……淀川や寝屋川流域における水辺に関する活動を行っていて、市との取り組みとして「クリーンリバー寝屋川」を実施するなど寝屋川市内の水辺自然・生物環境の保全に務める団体

「河川レンジャー」……これまでの行政中心の川の管理・整備から、住民と行政が一緒になって川を守り、育てていくために誕生した団体。地域の情報や河川の知識などに詳しい人がコーディネーターとして参加している

「摂南大学エコシビル部」……主に近畿の河川で清掃活動、外来種駆除活動、Eボートを用いた親水活動などを中心に、幅広く活動する摂南大学のクラブ

「ねやがわ水辺クラブ」や「河川レンジャー」では、以前よりここの場所を拠点として整備活動のほか、水生生物の観察を行ったり、「淀川まるごと体験会」などのイベントを実施したりと、さまざまな活動を行っているみたい。

そんな長年の活動の結果、なんと国が動いてくれることに! ここの場所を新しい公園として整備することになったんだとか。

現在すでに堤防を切り道路を整備するための工事が始まっています。最終的には遊具があったり、手洗いを設置したり、かつ水辺に寄って生き物を観察できたりと、子どもが遊べて川を身近に感じられる「点野親水公園(仮称)」として、2023年度には完成する予定らしいです。

市民からの提案がきっかけで実際に国土交通省が整備を行うということは、淀川流域では初のことなんだそうですよ。すごい。

今回の整備活動に集まったメンバーは総勢34名。
まず「ねやがわ水辺クラブ」会長の竹井さんから整備内容の説明があります。

今日の活動内容はゴミ拾い、水際の清掃、通路確保のための草取り、アレチウリの駆除など。また「点野親水公園(仮称)」のための工事進捗の確認なども行います。

この日は10月にも関わらず31℃を超える真夏日! 熱中症に十分注意して活動するようにとの注意喚起もありつつ、摂南エコシビル部のみなさんは3グループにわかれて行動するそう。

川の近くを見てみると、ペットボトルや空き缶などのゴミが。

川岸にもかなりゴミが散乱していました。淀川に投げ捨てられたゴミが漂って、雨で水位が上がったときに打ち上げられることにより川岸に溜まるみたい。

ゴミを拾い集めます。近年は海のマイクロプラスチック問題も提起されていますし、ゴミのポイ捨ては深刻な環境問題になっています。ひとりひとりが自覚して行動しないといけませんね。

水際にたまった草や流木なども回収していきます。

そして、通路を確保するための草取り。この道の先には明治時代にできた自然ワンドがあります。

アレチウリ…特定外来生物。めっちゃしぶとく、ツルが伸びまくるのでヨシなどの植物に覆いかぶさってしまい成長を妨げる厄介者

ホントはアレチウリの駆除も行う予定だったんですが、アレチウリがあるエリアがオオスズメバチ、アシナガバチ、クマバチ、ミツバチと蜂の巣のオンパレードになっていたみたいで今日は断念。

程よく太陽光が入りスッキリと散歩しやすい道にするため、木の剪定も行います。

参加者の方と一緒にきていたワンちゃんも木陰で気持ちよさそうにしていました。カワイイ。

朝から始まった整備活動は約2時間で終了! みなさまお疲れさまでした。

今日の成果報告などが行われます。蜂の巣の件でアレチウリは駆除できませんでしたが、それでもゴミ拾いや草取り、工事状況の確認など有意義な活動となったみたいですよ。

摂南エコシビル部のみなさんもいい笑顔!

活動経験の少ない1年生たちからは「暑い中頑張ったかいがあった」「前期は活動できていなかったので、今回参加できてよかった」などの感想が出ていましたよ。

このような活動は現在、月に1回程度行っているみたい。大変ありがたいなと思うとともに、ゴミ問題など、いろいろと考えさせられる課題もあるなと感じました。

「点野親水公園(仮称)」の完成も楽しみですね〜! 以上、淀川整備のレポートでした!

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