大阪府立環境農林水産総合研究所生物多様性センター(寝屋川市木屋元町)で淡水魚・イタセンパラの稚魚が誕生しています。
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イタセンパラ(Wikipedia)は淀川水系・濃尾平野・富山平野に分布しているコイ科タナゴ亜科の絶滅危惧種で、国の天然記念物にも指定されています。環農水研生物多様性センターでは1972年からイタセンパラを飼育していて、保護活動と啓発に努めてきました。
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説明のパネルによると、イタセンパラの寿命は約1年と短く、毎年秋になると産卵の時期を迎えます。秋に生みこまれた卵は二枚貝の中で孵化をして、そのまま寒い冬を過ごします。春になって暖かくなると二枚貝から泳ぎ出て、秋の産卵に向けて成長するみたいです。
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今年の4月中旬〜5月初旬に生まれたイタセンパラの稚魚は、水槽の左上にいます。
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下を泳いでいるのは、昨年産卵せずに生き残った大人のイタセンパラです。両者を比べると、大きさの違いが分かるのではないでしょうか。
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秋の産卵期には、上の写真ぐらいの大きさになるみたいですよ。
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イタセンパラは敷地内のビオトープにも生息しています。毎年産卵、孵化、成長のサイクルを繰り返しているのを知ると、勉強になりますね。
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館内では展示物の一部が新しくなっていました。
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以前より動物の剥製の展示などが充実したようです。
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取材時には展示室の奥で「生物多様性に取り組むトップランナー大阪を目指して~大阪府生物多様性地域戦略とセンターの取組~」という企画展が行われていました。こちらは11月4日(金)まで行われる予定とのこと。
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環農水研生物多様性センターでは天然記念物のイタセンパラのほか、水辺の生き物・植物、ビオトープに住む昆虫、ビオトープに訪れる鳥などを自由に見学できます。
詳しく知りたい方は2021年7月の記事や大阪府立環境農林水産総合研究所(環農水研)の公式ホームページをご覧ください。
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