寝屋川市が電通大駅前キャンパスを取得する方針みたい。市民サービスの機能を駅前に集約、2023年度の開設予定

寝屋川市が2021年度に様々な事業を行うための「令和3年度当初予算案」を2月22日(月)に発表しました。

※寝屋川市役所本庁舎

主な事業一覧や予算額が示され、2021年度の寝屋川市の動向が分かる内容となっています。

〈主な事業一覧〉
・新型コロナウイルス感染症対策(PCR検査など)

・教育・子育て(小中一貫校の整備事業など)

・都市基盤・産業(対馬江大利線の整備事業など)

・危機管理(防災体制の整備・強化など)

・健康・福祉・環境衛生(受動喫煙の防止、クリーンセンター旧工場の解体工事など)

・自治体経営

・市制施行70周年記念事業

その中で「市民サービスのターミナル化の推進」(不動産鑑定費128.7万円)が示されているので、今回の記事でご紹介したいと思います。

寝屋川市は現在市役所の本庁舎(本町)のほか、保健福祉センター(池田西町)などに市の業務が分散していますが、市民サービスの提供を公共交通機関の結節点である寝屋川市駅周辺に集約するため、大阪電気通信大学駅前キャンパス(早子町)を取得する方針ということです。

※大阪電気通信大学駅前キャンパス

毎日新聞の記事(2月23日配信)によると、利用頻度が高い市民サービス部やこども部の移転などを検討していて、2023年度の開設を予定。取得費・改修費の約18億7000万円は既存の庁舎を建て替えるなどの方法よりもコストが安い試算のようです。(2021年度は取得に向けて不動産鑑定を実施)

※寝屋川市駅東口ロータリーから撮影

大阪電気通信大学側の発表はまだありませんが、同大学では駅前キャンパスを使用していた金融経済学部の募集が2018年に停止されており、白羽の矢が立ったとみられます。

また寝屋川市では大阪府北部地震(2018年6月)で被災した市立総合センター(池田西町)についても、建て替えや改修を行うより安価・市民の利便性が高い・短期間で実現可能という理由で一部の機能をアドバンスねやがわ1号館(イズミヤ寝屋川店)の上階に移転する方針を示しています

※アドバンスねやがわ1号館

新しい中央図書館(アドバンスねやがわ1号館4階)は先行して2021年8月に開館する予定となっており、半年後には市民サービスのターミナル化が始まることになりそうです。

【地図】

【関連記事】
寝屋川市が中央図書館などの機能をイズミヤ寝屋川店の上階に移転する方針(2020年6月)

※「7Nan」さん、情報提供ありがとうございました!

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