2022年の干支とんど「寅」が登場。梅が丘の田んぼで制作作業を見てきた

寝屋川市梅が丘2丁目の田んぼに2022年の干支・寅(とら)をモチーフにした「干支とんど」が登場しました。

「とんど焼き」は、小正月の時期(1月中旬)にお正月のしめ飾りや稲わら(とんど)などを燃やして五穀豊穣・無病息災を祈る行事のことで、高倉水利組合では2011年から新年の干支をモチーフにした「干支とんど」を制作しています。

〈これまでに取り上げた高倉とんど焼きの様子〉
・2016年:(さる)
・2017年:(とり)
・2018年:(いぬ)
・2019年:(いのしし)
・2020年:(ねずみ)
・2021年:(うし、関係者のみで実施)

11回目の今回は「寅」の干支とんどを制作することになり、「高倉とんど焼き保存会」のメンバーらが制作に着手。先日制作最終日を迎え、現地で大きな「寅」(長さ4.1m、高さ2.1m)が完成しました。

はじめにご覧いただくのは、制作最終日の昼頃の様子です。

ご覧のように「寅」の顔の部分がまだ胴体とつながっていません。どうやら細かい作業が必要な顔の部分は別工程で作られているようです。

奥の大とんどもまだ骨組みの竹が見えた状態です。

この空洞は未完成のように見えるかもしれませんが、お正月のしめ飾りなどを入れるために用意された空間です。

しばらくすると、寅の顔を胴体につける作業が行われます。顔を支えるだけでも大人3人がかりです。

胴体にもわらをかけて縛ります。

こちらはわらを作るグループです。農家の高齢化が進んでいることもあり、自治会の女性メンバーも「とんど」の制作に参加したのだとか。2つの「とんど」の制作に携わったのは、全部で30人ほどです。

15時前に再び訪れると、ほぼ完成した状態になっていました。

チョキチョキとハサミで細部が調整されていきます。燃やされるのは一瞬ですが、制作にはたくさんの労力がかかっているのを知らされました。今年(制作は昨年)のに少し似ているかも。

左の「大とんど」も上部に植物やワイヤーの竹が設置されるなど、心配りが細かいです。新型コロナウイルス感染症の収束を願う気持ちがこめられているのが伝わってきますね。

2022年1月中旬に「高倉とんど焼き」が実施されるかどうかは未定(昨年は関係者のみで燃やされました)ですが、「とんど」は1月中旬まで展示が続けられます。12月1日からは夜間(17時30分頃〜20時頃)のライトアップも始まる予定とのこと。

この日の制作の様子は11月25日(木)18時にJ:COMチャンネル(地デジ11ch)でも放送されるので、関心のある方は要チェックです。

【地図】

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